こんにちは!
現在、ドイツのGuterslohという小さな小さな町に住んでいるみずきです。
前回のドイツのホストにドタキャンされた記事をあげたら結構反響があって(ほとんどが励ましの言葉でした。心配してくださった方、ありがとうございます。)いまはそのホストではなく、次のホストのところに住んでいます。ありがたいことに毎日が充実しているので、個人でつけてる日記も追いついてなく、毎日昼近くまで寝れるほどクタクタです笑🤣
本当は前回のブログの続きを書かなきゃななんですけど、今日はちょっと頭を整理したいことがあってブログを更新しています。
忙しいけどこれは書きたい!と思ったこと。
それは言語学習についてです。
私は今まで、語学力についてはあんまり言及しないできました。なんでかというと、この休学は言語学習のためじゃないから。英語を学ぶとか、使いたいとか、ドイツ語が学びたいって気持ちは全体の10%くらい。のこりの90%は、現地の暮らしぶりや文化を体験して現地人になりきって生活してみたいという気持ちでした。
それがどうも、ヨーロッパ人になって1か月経って少しずつほかの気持ちもでてきたんです。
それは、「日本語を学んでみたい」という気持ちです。
↑日本で好きな場所沖縄🏝
「え?なんで日本語?母国語なんだからすでに話せるじゃん。海外いるなら尚更使わないのになんで。」ってきっと思ったと思います。
でも、気づいたんです。「海外にいるからこそ、違う言語を話せるようになる前提として、まずは母国語を完璧に理解するべきなんじゃないか」と。
この1か月で、想像よりも多くの友達が日本語に興味を持ってくれました。そして常に私に日本語について聞くんです。
例えば、「What do you think about learning Japanese? Is it difficult?(日本語を学ぶことについてどう思う?難しい?」とか、
「Which is difficult to learn Chinese or Japanese?(中国語と日本語どっちが難しい?)」とか。
そしていつも立ち止まる。
なんて答えればいいんだろう?
簡単?難しい?
間違いなく簡単ではないな。
じゃあ一体何が難しいんだろう?
ほかの言語との違いは?
似た言語はある?
学ぶ上で何が一番難しい?
そして、学ぶメリットは何なんだろう?
日本語独特の発音ってなんだろう?
全部、私にはわからないのです。
だって日本語を学んだことがないから。
そして、ある時から日本語について適当な意見を外国人に述べたら絶対いけない、と思うようになりました。私の一言で、友達の選択に大きな影響を与えてしまうなって。
日本語について意見を言う前に、ちゃんと調べるようになりました。そして、少しずつですが知らなかったことが分かってきたんです。
①日本語を理解するには何単語必要?
その言語を90%理解するのに必要な語数は有名です。
スペイン語は1,500語
英語は約3,000語
ドイツ語は5,000語
日本語は10,000語🤣
そう、日本語の語数は英語の三倍越え。
表現豊かな言語なんです。
私が気づいた特徴としては、擬態語の多さ。
例えば雨の強さはパラパラ、しとしと、ザーザーなどたくさんの種類がありますよね。
星はキラキラ、ギラギラ輝く。
お腹がいっぱい、お腹がパンパン、お腹がグーグー。どれも違う。
だから記憶が苦手な人にはおすすめできない。なんでかっていうと、単純計算で日本語の9割理解し終えたころには、スペイン語と英語とドイツ語の単語は覚えられる。笑(あくまで単純計算です!)
そして何より、日本の文化が好きじゃないと覚えられない。
なんで「いただきます」って言うの?ってよく聞かれます。外国人はただいまもおかえりもいただきますも言いません。それは、海外にそういう文化がないから。ということは、日本語を学ぶことは同時に新しい文化に触れることでもあるんです。ちなみに、いただきますの答えとして普段、「食べる前に地球や食べ物や生産者に感謝するからだよ」と答えてます。(ただの持論です)
②文字が多すぎる
英語はアルファベットのABC~の合計26文字からなる言語です。
では、日本語は??まず、3種類あることくらいわかりますよね。じゃあ、それらは何文字かわかりますか?
・ひらがな…あ~んまで50文字。+a「じ」、「ぱ」、「にゃ」など合わせて合計100字
・カタカナ…ひらがなと同じ
・漢字…一般的に使われてるので3,000字程度。英語で漢字は「Chinise Character」だけど、実際は昔中国で使われていた難しい漢字を日本では使ってるので、中国語の漢字より難しい。
ということで、ざっと見て必要なのは3,200字。
英語の100倍くらいなのはわかりますか?笑
日本語は単語うんぬんの前に、文字を覚えるだけで膨大な時間がかかるわけです。漢字が最悪できないとしても、50音あるひらがなの複雑な形や、ひらがなとカタカナの使い分けが外国人にはきつい。
というわけで、アメリカ人が同じくアルファベットのベトナム語を学ぶのと、複雑な日本語を学ぶのではわけが違うんです。これを説明すると、たいていの外国人は「Japanese is crazy.」と言います。それくらい日本語というのは難しい言語なんだなって実感します。
③じゃあ発音は?
「日本語は、読み書きはむずいけど、発音は簡単だと思う!」というのが、私が友達に伝えてる持論です。何度も言いますが一般論ではなく持論です。
なんでかというと、日本語は子音と母音(aiueoの5種類のみ)で成り立っている。A I U E Oの発音を覚えてしまえば、あとはそこに子音(例えばK)を足せば、かきくけこ、になる。発音は練習すれば簡単だと思います。
そして、英語のようなアクセントはなくずっとフラット。
たとえば「My name is Mizuki」を発音するときは、「マイネームイズミズーキ」という風に、ひとつひとつの単語にアクセントがあるから山と谷のようにアップダウンがありますよね。でも、日本語の発音は、「わたしのなまえはみずきです。」ずっと平坦。
外来語も、AIUEOに加えて平坦に読めればいけます。
例えばトマト。英語ではTOMATO(トメィトゥ)ですが、AIUEO読みをすると「トマト」になりますね。
この規則をいつも外国人に教えています。
あと、らりるれろはRではなくLに近い。
こんな感じです!!
どうですか?面白くないですか?
日本語を知るとわくわくするのは私だけですか?笑
というわけで、最近は日本語をどう英語で説明できるかをよく考えています。別に海外で日本語講師になりたいとかじゃありません。ただ単に興味があるだけです笑
なにより外国人が日本のことが好きだと言ってくれるのが嬉しい。
日本語を学ぶメリットとして、豊かなアニメの文化・テレビの文化・邦楽・邦画に触れられることだと思います。日本のアニメもアニソンも全部わかるということは、相当豊かなことだと思います。
また、日本人はデンマークやドイツのように英語を完璧に話せません。特にお年を召した層。日本にはたくさんの観光地があるのに、日本語話せないとなかなかきついエリアがありますよね。日本語を話せたら、47都道府県の豊かな文化に触れられる。これってすごく特別なことだと思うんです。日本って、ほんとに見るところ多いし人も優しい!!
はい、ということで日本への愛を書き綴った感じになりました。
一人でも多くの人に日本のよさを知ってほしいし、日本語を選んでほしいと思うので、今後も日本語についての勉強を続けようと思います。
もちろん英語で説明できないといけないので、すきま時間に英語で日本語の勉強をしています。(変な感じ笑)普通逆ですね笑
それではまた更新します!
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みずき💐