
お久しぶりです。瑞希です。今日は約8ヶ月ぶりにブログを書いております。
現在ベトナムのホイアンにあるカフェから、世界にいる皆さんに向けてお届けしています。
今日は何を話す?
目次
今日、いきなりブログを書いたかというと、なんとなく頭を整理したかったから。私は去年の9月に休学を終えて、慶應に復学し学校に通っていました。
復学してからの半年間、色々思い悩むことや困難に直面することが多かったです。もちろんその分、楽しいことも飛躍したこともたくさんありました。
それについて、やっと落ち着いた今のタイミングで、振り返りながらお話しして行こうかなと思います。
「最近何してるんだろう?」
「今休学してるの?「どこの国にいるの?」
「休学終わった後ってどんな生活なの?」
そう思っている方に少しでも何かメッセージを残せたらいいなと思います!

ホイアンの夜市にて
休学を通じて得たもの
まず1年間の休学を通じて、ありがちだけど「ぶっとんだ自分なりの価値観」を手に入れることができました。
Workawayをして航空券以外無料で1年間ホームステイをした慶應生なんて今まで前代未聞でした。そんな人、どこ探しても出会ったことないです。イベントも20回やって450人を動員しました。

Workaway界隈のぶっ飛びフレンドたち
休学を終えた後の自分は、ユニークで、個性的で、ぶっ飛んでいる、最高の知識と経験を得たと感じてます。
だからこそ、復学した後が正直辛かった
復学をしてから半年経った今だから冷静に言えることですが、正直復学したては病んでいたように感じています。

写真は慶應に遊びにきた神戸の友達(Workawayドイツで知り合った)

その結果、慶應では留学生の親友ができました。
そんな中、自分は
復学してすぐに、春休みからヨーロッパに3週間ほど旅行に行く話ができたので、毎日毎日働いていました。

イタリア。結局無事に行けました
私の頭の中はヨーロッパ旅行でいっぱい。昔のホストと連絡をとったり、バス予約したり。そんな中、周りの友人は就活。就活。就活。
また台湾にいる香港人の彼氏と遠距離恋愛を始めたこともあり、月に1度は台湾に行ったり向こうが東京に遊びに来たり、そういったイベントも発生していました。

前Workawayしていたドイツの家族のもとへ彼氏と尋ねました。
学校にバックパックを持って行って、そのまま成田空港に直行したこともしばしばありました。
そんな私は、明らかに浮いていました。復学したのに、まだ半分は休学しているような生活です。
そこで葛藤があった
私は他の人のことは特に気にならないタイプです。
しかし、22年間日本で過ごしてきた以上、典型的な日本人の性質として「浮く」という感覚くらいはもちろん分かります。
ある時「このまましばらく日本で過ごすなら、もう少し日本に適応しないと浮いたままだ。」ということに気づきました。就活を一切していない自分は、さすがに学校で共通の話題がなさすぎたからです。
でも、1年間で得た知識として、新卒で社会人になるなんて日本くらいの独特の文化だということが心に強く残りました。
20代後半でもまだ学部生だったり、旅していたり、そんな友人を死ぬほど見てきていました。そして私はそういった人たちが大好きで、自分によく合っている最高の友人だと思っています。
そこでこんなふうに悩みました。
自分は一体何者なんだ?普通の日本人?うん、自分はやっぱり普通の日本人だ。海外かぶれ?そうかも。いや、でも、海外に出たからこそ、日本が大好きだし日本で暮らしたいとも強く思った。それに日本人好きだし、もっとみんなと会話したい。でも就活っていう共通の話題がない。じゃあ就活したいのか?いや、100%違う。じゃあ海外で働きたいのか?いや、でもそんなこともない。わからない。
典型的なアイデンティティの喪失に至ったんです。
自分が何者か、何がしたいのか、何もわからない。
とりあえず、一つだけ心に強くあったのは「今就職したくない」という気持ちでした。

自分は一体何者か?いろんな場所でずっと考えてました。
そのタイミングで体調を崩した
実は去年、体調を崩して3週間ほど家にこもっていた時期がありました。
理由は、長時間働きすぎと日光不足によるビタミンDの不足。季節性うつとも呼ばれる20代前半の女性に多い症状でした。また、日照時間が少ない北欧でもよくあるものです。
私はヨーロッパに行くために3週間ほど、真っ暗闇の展示会で朝10時から夜11時まで1日13時間働き詰めたことで、この症状になってしまったのです。
また、その現場の環境も”THE 日本の現場”という感じで、長いものには巻かれろ、というものでした。海外から帰ってきてすぐの自分には、あまりにストレスフルな環境だったんだと思います。
そこでお金は手に入れたけれど、代わりに3週間という時間を失ってしまいました。
そこで、やっぱり今就活してバリバリ働いたら、今と同じようにきっと体にも心にも合わなくて結果的に体を壊すのではないか、と思うようになりました。

チェコにて
私が至った結論
その3週間の引きこもりの間、ほんとに何もしませんでした。
したことは、日光浴、散歩を健康的な食事、カフェに行くなど、自分がその時々で「したい」と思ったようにすることでした。
それが功を奏し、体調が復活して、心に決めました。
絶対に自分以外の他人だったり社会が決めた「あたりまえ」で生きるのはやめよう。自分が好きじゃないことを続けることは、一番体に悪い。体調を崩すのは簡単だけど、一度崩すと治すのは本当に大変だ。
そうして、「自分がこの瞬間で何がしたいのか」をテーマにずっと考えてきました。
私がしたいこと、それは
そして今、一つのゴールに達しました。それは、「海外の大学で、多国籍の人たちと一緒に勉強をもっとしたい」ということです。
きっかけは、台湾で語学留学した経験から。ヨーロッパ、アジア、アメリカ、中米などから集まった本当に多国籍の人たちと中国語を学び、本当にいい思い出と人間関係を築くことができました。

アムステルダムで再会しました。
あの瞬間が、人生で一番楽しかったと思っています。
「インスタ映え」や「一人だけ浮く」といった日本でよくあるワードとは一切無縁の平和で、リアルが充実した生活でした。

チェコにてアイススケートしました
自分はあの時間をもっと過ごしたいんだ、と思っていることに気づきました。就活とか、普通とか、そんな考え方が一切ない、自由の世界だったからです。
それに向けて今私がやっていること
<プランA>奨学金の申請です。
台湾政府が1年間で110万円無償でくれる奨学金があり、これを使ってもう一年慶應を休学して台湾の語学学校に通うという選択肢があります。よってこの奨学金の申請に全力を注いでいます。

2019年夏の台湾留学
<プランB>海外の大学院
プランAの奨学金が落ちた場合、もしくは台湾で1年間通った後にでも大学院に進学することを視野に入れたため、この1年間でGPA(成績)を必死であげます。
成績なんかと無縁な生活だったので、今海外の大学院に申請するにはスコアが全然足りないのです。公表すると、GPA2.7なうです。この1年間で40単位申請して、全部Aをとると3.0になりやっとスタート地点に立てるという感じです。
なので、今学期からはもうすでに卒業単位は揃っているけれど、学校に通いまくって成績上げに奮闘する予定です。
今考えている大学院の行き先は、オランダ・イギリス・中国です。
何か海外大学院進学について情報がある方は連絡していただけるとすごく嬉しいです。
まとめ
私が伝えたいこと、それは。
・海外に行くために1年間休学すると、日本に帰ってきたときギャップで苦しむこともあるかもしれません。
・「自分は何がしたいのか」考え続けて、今の結論に至るまでに8ヶ月かかるかもしれません。
・体調を崩して3週間人と会わなくなるかもしれません。
・それでも、一つ一つの出来事が繋がって今の自分があります。悩んだり、戸惑ったり、病んだりするのも大事な時間だと思います。たとえそれがネガティブであっても、自分の本音にちゃんと耳を傾けて、時間をかけて解決してみてください!
・日本にいると「世間体」がすごく気になりますよね。分かります!でも、合わないなら勇気を出して踏み出さないと、文句だけ言ってたらかっこ悪いです。最終的には行動に移せるといいと思います!

途中が辛くても、結果的に笑顔になれたらそれでいいね!!
みなさんの素晴らしい未来を、私も願ってます。何かあったら相談してくださいね〜。
それでは、よいWorkawayを!
みずき